2008年09月27日(土)
近鉄・阪神・山陽電鉄、山陽姫路〜近鉄賢島間直通特急運行に合意 [ニュース(私鉄・関西)]
「山陽姫路−近鉄賢島を直通 私鉄最長特急が誕生へ」ビジネス‐流通・商社ニュース:イザ!
近鉄・阪神・山陽電鉄の3社では、山陽姫路〜近鉄賢島間を乗り換えなしで結ぶ直通特急の運行に基本合意したことを公表しました。実現すれば総延長250km超とJR以外の私鉄で最長距離を走る特急が誕生することになります。
2009年3月20日に尼崎〜近鉄難波間で開通予定の「阪神なんば線」では、近鉄、阪神が相互直通運転する計画で、三宮〜近鉄奈良間を結ぶ快速急行を設けることになっていますが、特急やさらに長い距離の直通運転は、現時点では設定されていません。
しかし、観光客増加や沿線観光地の活性化に向けて、近鉄と山陽は姫路〜賢島間の直通特急に強い意欲を示していて、阪神にも協力を仰ぎたい考えとのことです。
関係者によると、直通特急は当面、修学旅行などの団体旅行向けに近鉄が不定期に運行する案が有力視されていて、車両は山陽の駅ホームが短いことに配慮、近鉄が賢島方面向けに使用している展望車付きの「伊勢志摩ライナー」ではなく一般特急用の4両編成が投入される公算が大きいということです。
また、近鉄特急は運賃と別に特急料金を徴収する一方、阪神や山陽の特急は運賃だけで乗れるなど制度上の違いもあるため、新たな料金制度が必要になるとみられています。
しかし、不定期で団体旅行向けになりそうだとはいえ、ちょっと前では素人の戯言程度だった近鉄・阪神・山陽直通列車ですが、こうなってくるとどのような形で実現してくれるのか、非常に楽しみですね。
Noriyukiのblog: 賢島⇔山陽姫路間で有料特急運転へ?!
阪和線の沿線から:山陽姫路〜近鉄賢島間、直通特急の構想が具現化? - livedoor Blog(ブログ)
音楽とのりものと・・・: 「山陽姫路発賢島行」近鉄”姫伊特急”、実現へ・・・4両編成で、早くて2010年(平成22年)春以降運行開始予定か
「山陽姫路−近鉄賢島を直通 私鉄最長特急が誕生へ」ビジネス‐流通・商社ニュース:イザ!
来年3月の「阪神なんば線」開業を前に、山陽電気鉄道の山陽姫路駅(兵庫県姫路市)と近畿日本鉄道の賢島駅(三重県志摩市)を乗り換えなしで結ぶ直通特急を走らせることに両社と阪神電気鉄道の3社が基本合意したことが26日、分かった。実現すれば、総延長250キロ超とJR以外の私鉄で最長距離を走る特急が誕生する。特急料金の設定など課題も多いものの、関係各社の間で具体化への機運が高まっている。
阪神なんば線は、来年3月20日に尼崎(兵庫県尼崎市)−近鉄難波(大阪市)を結ぶ阪神の新路線。現在の尼崎−西九条(大阪市)を結ぶ「西大阪線」を延伸して改称する。開通とともに近鉄、阪神が相互直通運転する計画で、三宮(神戸市)−近鉄奈良(奈良市)間を結ぶ快速急行も設ける。
快速急行より速い特急やさらに長い距離の直通運転は、開通時のダイヤに設定されていない。ただ、観光客増加や沿線観光地の活性化に向けて、近鉄と山陽は姫路−賢島間の直通特急に強い意欲を示している。阪神なんば線開業作業にめどがついた時点で、阪神も両社と検討に入るもようだ。
関係者によると、直通特急は当面、修学旅行などの団体旅行向けに近鉄が不定期に運行する案が有力視されている。車両は山陽の駅ホームが短いことに配慮、近鉄の4両編成が投入される公算が大きいという。区間内のトンネルの関係で、近鉄が賢島方面向けに使用している展望車付きの「伊勢志摩ライナー」は投入されない見通しだ。
また、近鉄特急は運賃と別に特急料金を徴収する一方、阪神の特急は運賃だけで乗れるなど制度上の違いもあるだけに、新たな料金制度が必要になるとみられる。
直通特急が走行すれば、近鉄にとって兵庫県内から同社の主力観光エリアである伊勢志摩への観光客増加に弾みがつく。阪神、山陽にとっても、沿線活性化への期待が膨らむ可能性があり、具体的な戦略を描くことになる。
“私鉄最長特急”の誕生は早くても平成22年春以降になる見通しだが、鉄道ファンの間でも話題になりそうだ。
Posted by kqtrain at 12時24分 トラックバック ( 0 ) ツイート
トラックバック
トラックバックURL
http://www.kqtrain.net/a-blog/tb.php?ID=1610