2010年07月07日(水)
名古屋臨海高速鉄道、経営破綻し「事業再生ADR」手続きへ [ニュース(公営/第三セクター・西日本)]
Tweet中日新聞:あおなみ線の再生申請 名古屋市など貸付金放棄も:社会(CHUNICHI Web)
名古屋駅〜金城ふ頭駅の15.2kmを結ぶあおなみ線を運営する第三セクター名古屋臨海高速鉄道では、私的整理の一つ「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を使って再建を目指すことを発表しました。
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線は名古屋市が56.5%、愛知県が11.4%出資するほか、民間企業なども参画して2004年に開業、開業時は1日に6万6,000人の利用を見込んでいましたが、2004年度は予測を大幅に下回る約1万8,000人と低迷、その後も沿線開発の遅れなどから利用者は予測の4割と低迷が続き、経営難に陥っていました。
再建計画では、157億円ある資本金を100%減資し、約449億円に上る借入金のうち、名古屋市の約267億円と愛知県の約40億円の貸付金を株式化して事実上、債権放棄することで経営を圧迫していた利払いをなくすほか、日本政策投資銀行へは約21億円を返済、残りの約121億円は名古屋市が肩代わり返済するとのことです。
今後については、減価償却前の基礎的収支が2009年度に黒字化したことや、2011年春には、名古屋港の金城ふ頭にJR東海博物館が開館する影響などで、3年後の利用者が現在より6,000人多い1日3万2,400人と見込んでいることから、赤字を圧縮して2013年度の黒字化を目指すとしています。
愛知県は鉄道への依存度が低いこともあって、開業当初から利用者が低迷していたあおなみ線の経営については心配されていました。
今後はJR東海博物館開館でどれだけ利用者を獲得できるかでしょうね。
asahi.com(朝日新聞社):名古屋「あおなみ線」運営の三セク破綻、営業は続行 - ビジネス・経済
赤字経営が続くあおなみ線(名古屋―金城ふ頭間約15キロ)を運営する第三セクター・名古屋臨海高速鉄道(斎藤圭三社長)は5日、私的整理の一つ「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を使って再建を目指すと発表した。事実上の経営破綻(はたん)だが、営業を続けながら再建を進め、2013年度の黒字化を目指すという。
発表によると、負債総額は460億8300万円。調整役の第三者機関・事業再生実務家協会に対し、6日にADRの適用を申請する。国土交通省によると、鉄道会社の申請は初めてという。
同鉄道は名古屋市が56.5%、愛知県が11.4%出資するほか、民間企業なども参画し、資本金は157億円。再建計画では、資本金を100%減資し、約449億円に上る借入金のうち、市の約267億円と県の約40億円を出資金に切り替え、経営を圧迫していた利払いをなくす。日本政策投資銀行へは約21億円を返済し、残りの約121億円は市が肩代わり返済する。市と県はさらに20億円を出資する。
同鉄道は、減価償却前の基礎的収支が09年度に黒字化したことを挙げ、「さらに経営を改善し、13年度の黒字化を目指す」としている。
同鉄道は04年に開業。1日当たりの利用者を6万6千人と見込んだが、同年度は約1万8千人と大幅に下回った。現在は約2万7千人。同鉄道は、13年度の利用者を3万2400人と予測している。
斎藤社長は記者会見で「甘い需要予測などもあり、多大な迷惑をかけた」と陳謝した。経営責任をとって近く退任する。一方、市は「事業を継続させることが市の責任の取り方。需要予測は当時、最新の知見に基づくもので市に責任はない」と話した。
Posted by ひろっぴ@かんりにん at 20時30分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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