2012年05月30日(水)
鉄道友の会、2012年ブルーリボン賞・ローレル賞選定 [ニュース(鉄道)]
鉄道友の会では、2012年のブルーリボン賞・ローレル賞を選定しました。
2012年ブルーリボン賞選考対象車両は以下の通りです。
鉄道名 | 形式・系列 | |
01 | 東日本旅客鉄道 | E5系 |
02 | 日本貨物鉄道 | HD300形900番台 |
03 | 日本貨物鉄道 | タキ1200形 |
04 | 横浜新都市交通 | 2000形 |
05 | 黒部峡谷鉄道 | 3100形 |
06 | 東海旅客鉄道 | キハ25形 |
07 | 西日本旅客鉄道 | 287系 |
08 | 近畿日本鉄道 | 26000系(リニューアル車) |
09 | 南海電気鉄道 | 12000系 |
10 | 長崎電気軌道 | 5100形 |
※なお、ローレル賞の選考対象車両は31車種 |
2012年ブルーリボン賞に選ばれたのはJR東日本(東日本旅客鉄道)のE5系です。
ブルーリボン賞選定の主な内容は以下のとおりです。
- 日本で初めて時速300kmを超える速度で営業運転を目指して開発された高速走行の要件を充足するための技術を結集した新幹線車両
- 騒音とトンネル微気圧波低減のため、先頭部分を15mに及ぶロングノーズ形状とした外観
- 半径4000mの曲線で時速320km走行できるよう、車体を最大で1.5度傾ける傾斜装置を搭載
- 車両内外への騒音についても、発生源の一つである集電装置を営業運転で編成中1基のみの使用に留めるという長年の懸案を、台枠とすり板を改良することで実現
- 床下機器類からの騒音の低減については、台車を含めて全体を覆うカバーを編成全体に取り付け、機器に吸音材を装着することで実現
- 高速化に伴って発生する左右(枕木)方向の振動を低減するフルアクティブサスペンションを日本で初めて全車両に搭載
- 設計の主眼を到達時間の短縮と快適性の向上に置き、2012年度末までに国内最高となる時速320kmでの営業運転開始が見通されていること
2012年ローレル賞に選ばれたのはJR貨物(日本貨物鉄道)HD300形式900番台です。
ローレル賞選定の主な内容は以下のとおりです。
- 日本国内のディーゼル機関車としては、初のハイブリッド方式を実用化した車両
- 環境負荷の低減を目的にディーゼルエンジンによる発電とリチウムイオン電池による高性能電池技術を併用し、主電動機(モーター)で車両を駆動する方式を採用
- 主電動機(モーター)には、電力消費量の抑制において有利な永久磁石同期電動機を日本の機関車で初めて導入
- 既存のDE10形との比較で、東京貨物ターミナルの入換作業で平均的重量である700tけん引走行時の燃料消費量で36%、NOx排出量で62%の低減を達成すると同時に、ブレーキ時に発生していたCO2は、回生ブレーキの採用によってエネルギーを電池に蓄えることで排出量抑制を実現
- 騒音の低減についても、エンジンを小型化することなどにより、エンジン高速回転時の騒音レベルで22dBの低減を実現
- 今後開発される本線用電気機関車やディーゼル機関車へ技術を応用することが期待される
- あらゆる環境に配慮した車両であり、日本の機関車技術の発展に寄与したこと
詳細につきましては上記ニュースリリースをご覧ください。
鉄道ニュース > 最新鉄道情報 > 2012年ブルーリボン賞・ローレル賞 決定:鉄道ホビダス
http://news.mynavi.jp/news/2012/06/06/116/index.html
2012年ブルーリボン賞・ローレル賞発表 - Railway Land
E5系”はやぶさ”車両、ブルーリボン賞受く──鉄道友の会、2011年就役車両から。ローレル賞は「HD300形機関車」: 音楽とのりものと・・・
Posted by kqtrain at 17時59分 トラックバック ( 0 ) ツイート
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