解説 |
京急の花形列車でもある快速特急専用として1982(昭和57)年に登場した2扉クロスシート車両。
運転台後部以外は全てクロスシートという、料金不要でありながら有料特急に比肩しうる内装をもつという優れた設計を評価され、翌年の1983(昭和58)年には京急の車両としては初の「鉄道友の会ブルーリボン賞」を受賞した。
8両固定編成6本と増結用として4両固定編成が6本製造され、快速特急を中心とした優等列車に運用された。
しかし、後継車両となる2100形の登場により全車両にロングシート、3扉化改造工事が実施されることとなり、2000(平成12)年8月27日のファイナルランをもって2扉クロスシートの姿も見納めとなった。
3扉化改造工事に際して、他形式との分割併合を考慮して連結装置の改良が行われた。
3扉化改造工事後は、8両固定編成については朝夕のラッシュ時の特急や快特、2010(平成22)年5月改正にて登場した日中の「エアポート急行」に、4両固定編成は増結用や各駅停車運用についている。 |